マーシャ・プチぎっくりになる
マーシャ(母)がプチぎっくり腰になった。
どうやら前かがみになるのがツライらしい。
昨日からよれよれしていたが、
今日になったら歩くのもツラそうだった。
大丈夫かしらん?
さて、泊まりのゴルフから意気揚々と帰ってきたキヨ(父)は、
「そういう訳だから、今日はピヨ(娘=私)が夕飯を作りなさい」と偉そうに言った。
どうもいくつになっても父親の言うことにゃ、素直にイエスと言えない。
1つか2つ、いや10ぐらいは文句を言いながら、渋々やるのが恒例だったりする。
でもまぁ、しょうがないので、「くそー、じじいー」などと、
ぶつくさ言いながらマーボー春雨なんぞを作るピヨ。
そんでもって夕飯。
全員そろって、なんじゃかんじゃ言いながら食事の時間が流れていった。
キヨは何気にご機嫌だ。
妻を気遣うオレ、みたいな風で。
だがマーシャは人に優しくされるのがあまり好きではないようだ(照れるから)。
しかも何でも自分でやりたがる性格のため、
その時もなにやら台所でうろちょろしていた。
すると、キヨがこう言った。
「夕飯はピヨが作ったから、食器はヨッチ(弟)が洗いなさい」
ギクッとしながらもうなずく弟。
誰もが「お前もやれよ」と心中で言いながらも、
一応、キヨはマーシャの心配をしているんだねーと思う。
だがその後、キヨは痛そうな腰で、
ぬかみそのきゅうりを切っているマーシャにこう言った。
「あ、マーシャ。
立ってるついでに俺のご飯入れちゃって」
おーーーーーーーーい。
おーーーまーーーえーーーーはーーーーーーーーーー。
「入れちゃって」って何だー、その軽薄なノリはーーーーーー。
そうしてN家の夕食は幕を閉じたのであった。
そんなもんだよ。
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